配当の重要性

前置きが長くなりました。
冒頭のゼミ旅行で提起された


(インフレに対して)保険は大丈夫か


という命題に、若輩者ながら私が答えたのは


「運用成績の向上でカバーされるから大丈夫」


ということでした。
物価が上昇すれば、「インフレを抑制するため」に政策として金利は引き上げられますし、「実質金利がマイナスにならないように」という市場原理から自然に金利が上昇する性質があります。
また、インフレになれば実物資産の値打ちも当然それにあわせて上昇します。


なので、一般的にはインフレ下では運用成績もある程度上昇する「はず」なのです。
この意見は先輩方にも好評で、ゼミ内での私の株もちょっぴり上がったのですが、私の考えどおりに話が進むためには一つ強い仮定を必要とします。それは


「有配当保険であること」


以前にも書いたとおり、多くの人が配当のことを気にせず保険に加入していますが、一見些細なこの条件(特に利差配当)があるかないかで実は大きな違いを生むかもしれないのです。