投資信託の基準価格の出し方

よく、自分のホームページに自分の投資成果を誇らしげ(または自虐的)に書いている人は、


(一例)
100万円の元手が150万円になったから利回りは50%です
という書き方をしているけれど、ことはそう単純ではないんです。
この場合、資金を追加すると

10万円の元手が15万円になったから利回りは50%

10万円を追加して、20万円の元手に対して時価は25万円なので
利回りは25%
と利回りは薄まってしまうけど、投資信託は入出金のつど特殊な仕訳をして入出金が利回りに与える影響を消してしまう、という特徴があります。

10万円の元手が15万円になったから利回りは50%

10万円を追加

この10万円を(元手10:利益5)の割合で振り分けて、
166,667円の元手に対して時価は25万円なので利回りは50%
ちょっと難しい考え方ですが、投資信託をいつ買っても公平になるようなお金のやり取りが行われているわけ*1

*1:利益の出ているファンドでは 現金/元金+利益、損失の出ているファンドでは 現金+損失/元金 という仕訳が行われます。結果として投資口1口あたりの元金は、どんなに利益が出ていようと損失が出ていようと常に一定です